観光カリスマ若松進一さんと会う

県知事表敬訪問を終え,私たち一行が向かったのは,双海シーサイド公園でした

観光カリスマ100選のお一人である,若松進一氏に会うためです。


若松氏は,私たちうわじま子ども観光大使実行委員会の顧問をしてくださっている方です。

時間よりだいぶ早く着いたにもかかわらず,若松さん私たちをシーサイド公園のお店の前で待ってくださっていました。

若松さんの後を追って建物の中に入ると,椅子を20数個並べてくださっているお部屋にたどり着きました。


私が簡単に若松さんの紹介をすると,早速若松さんの講演会開始!

若松さんは,まず子どもたちにご自分の名刺を配ってくださいました。


ご自身が30代のころ外国に渡った話,そして,そこで見たアメリカが中心になった地図にびっくり仰天した話。


さらに,ボロボロになったオーストラリアの地図を出して,子どもたちを引き付けられました。


「例えば○○さん(隅に座っている子)は,ここに座っているから,あなたから見ればみんなはこちら側ということになる。


こちらの○○さん(反対側の端っこに座っている子)から見れば,みなさんはあちら側ということになる。


つまり,人間物事の見方を変えれば,いろんなことが見られるということになるんですよ。」


「あなたの意見に反対する人を,向かい風だと思えばこうなるけれども,あなたの意見に反対する人を追い風だと思えばこうなる。


つまり,考え方次第で出来事はどんなふうにでもとることができるんだ」


とも言われました。


若松さんの人生はエピソードに事欠きません。


双海シーサイド公園をつくるとき,議会で,「赤字になったらどうするんですか?」と問われ,「赤字になったら,黒のボールペンで書きます」と答え,ものすごく叱られたこと。


双海シーサイド公園を完成させた後,毎朝5時に起きて3時間掃除をするようになり,それを12年間続けた話。


「朝5時に起きて3時間掃除をすることは,たいていの人にできるかもしれないね。だけど,それを12年間続けられるかといったら,なかなかそうはいかないんです。」


事実を生み出し続けた若松さんの言葉は,実に説得力があります。


この双海シーサイド公園は,今では年間55万人が訪れる場所になっています。

松山市の人口ほどの人たちが訪れるのです。


お話をお聞きした後,子どもたちは双海シーサイド公園の探検です。

グループに分かれた子どもたちは,海辺に繰り出しモニュメントをさがしにいったり,砂浜で遊んだりして,若松さんの考え方を実現した公園を体感したのです。


みんなで夕日の味と香りのするソフトクリームを食べ,若松さんと記念写真を撮り,そして別れました。


実は,「うわじま子ども観光大使の知事表敬訪問」というアイデアをいただいたのは,若松さんからでした。

今回も,短い時間でしたが若松さんと二人で話をし,次に向けてのアイデアをいくつかいただきました。


若松さんはほんとにすごいです。

何気ない会話の中に,すごいアイデアが隠されているのです。

あまりにサラッというので何気なく聞いていると,すごい企画だったりします。

これからも若松さんから学びながら,うわじま子ども観光大使の活動を進めていきます!