コシヒカリを植えました

22日(土)の午後は、会場を三間町に移して、田植え体験です。

 

朝晩の寒さとはうって変わって、まるで初夏を思わせるような

日差しの中の田植えとなりました。

 

講師は佐々木嶺さん。

大藤で農業をされている方です。

佐々木さんから、

「今回のお米はコシヒカリです。苗はだいたい3、4本植えます。」

と教えていただきました。

 

「うわお!!」

何とも言えない声を上げながら、水を張った田んぼの中に入っていく子どもたち。

苗を持って、前に前に進んでいきます。

水田の一番奥まで進み、そこからの開始。

水田に糸を張り、赤い目印に沿って植えていきます。

「はい。どうぞ!」

という合図とともに、約20人の子どもたちが一斉に苗を植えます。

 

植えては後ろに下がり、植えては後ろに下がりの連続です。

「そこ、植えられてないぞ。」

「それ、本数が多いな。ちいと減らそうか。」

と、時折佐々木さんからチェックが入ります。

 

3、4本のはずが、気が付くと7,8本になってしまっていたりするのです。

苗はどんどん株が分かれていくので、たくさん植えればいい

というものではないのだそうです。

たくさん植えすぎると、そのあたりの栄養を奪い合ってしまって

逆にあまり米が入らない穂ができてしまうようです。

 

子どもたちはひたすら楽しく田植えをしていきます。

「おっ……!!」

ドボッ。。。

尻もちをつく音が。

振り向くと、見事に水田の中におしりが使っている子もいました。

でも大丈夫。

ちゃんと着替えを持ってきていましたから。

 

田植えが終わったら、用水路に足ごとつかって洗います。

用水路にきれいに並んで足を洗ううわじま子ども観光大使の子たちの姿は、

なんともとってもほほえましい光景でした。

 

大藤集会所に帰った子どもたちは、子ども観光大使検定に挑戦。

今日植えたお米の品種は何?

一度に植える苗の本数はだいたい何本くらい?

といった問題に次々と答えていきます。

今期2回目になる子ども観光大使検定も、見事全員合格でした。

 

最後は、この日の感想発表。

言いたい人が、自ら進んで立ち上がって発表するというスタイルです。

口火を切ったのは第3期生からやっている子たち。

周りを巻き込みながら、発表する子が少しずつ増え、

最後は11名の子たちが、自分から進んで立ち上がり発表できました。

 

これって本当にすごいことです。

だって、見ず知らずの子たちがたくさんいる中で、

進んで立ち上がるのです。

大人だってちょっと躊躇します。

今回発表できた11人の子たちは、すごく自信になったはず。

「わたしって、やれるじゃん!!」

って思えたはず。

うわじま子ども観光大使の子たちには、

こうした発表力、前に出ていく力も付けてもらいたいなと思っています。

 

話は変わりますが、今年の全国大会は、7月29日(土)、静岡県で行われます。

昨年は、うわじま子ども観光大使の子たちが4人参加し、

そこで、宇和島鯛めしについて発表をしました。

自費での参加(実行委員会からいくらかの補助を予定しています)ですが、

ぜひ挑戦してもらいたいと思っています。

 

以下、全国連合子ども観光大使大会のHPです。

お時間のあるときに、ご覧いただければ幸いです。

 ↓

https://zenkoku-kodomo-kanko-shizuoka.jimdo.com/

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コメント: 4
  • #1

    h.shia (月曜日, 24 4月 2017 12:19)

    最近ではあまり見ることが少なくなった手で植える田植え。
    子どもたちにはかけがえのない体験となったと思います。
    昔みたいに泥んこになる機会の少なくなった子どもたちも
    元気よく楽しそうに田植え体験ができて良かったです。

  • #2

    つる母 (月曜日, 24 4月 2017 13:59)

    佐々木さんをはじめ、地元のかたには、大変お世話になりました。こどもたちが、行くまでには、水をはったり、田んぼの手入れなど、いろいろとあったことと思います。ありがたいです。
    しりもちをつこうと、手足どろだらけになろうと、用水路で並んで足を洗おうと、どれをとっても子供たちには、普段できない、素敵なことです。
    美味しい、コシヒカリとなりますように。

  • #3

    信藤明秀 (月曜日, 24 4月 2017 21:05)

    h.shiaさん。ありがとうございます。
    本当に手で植える場面を見ることはほとんどないですね。
    そんな中、子どもたちが手で植える体験をしたというのは、貴重です!!
    本当にどろんこでしたね。

  • #4

    信藤明秀 (月曜日, 24 4月 2017 21:07)

    つる母さん。ありがとうございます。
    本当に地元の方々の力は大きいです。
    田植えの忙しい時期なのに、子どもたちのためにと出てきていただき、
    さらにたくさんのお手伝いをしていただきました。
    どろんこの足を用水路で洗う風景、素敵でしたね!