宇和島水産高等学校水産増殖科のお兄さんお姉さんたちから学ぶ

うわじま子ども観光大使の第3講座は、

宇和島水産高等学校の水産増殖科の先生方と生徒さんたちに

お世話になりました。

 

駐車場から会場への案内も、全て生徒さんが担当してくださり、

最初から手厚いサポートを感じました。

校長先生、そして代表の生徒さんのあいさつの後、早速講座開始!

 

まずは、お魚クイズからのスタートです。

愛媛県の魚は?

マダイの産卵時期は?

イカの口はどこにある?

ハリセンボンのハリの数は?

といった楽しさと専門性が同居した問題が次々と出題されます。

出題、解説などすべて生徒さんたちがばっちりやってくださいました。

 

いよいよ次は、4つの班に分かれての見学です。

会場は、生物飼育実験室へと移動します。

建物に入ると、大きな水槽がいくつも並んでいて、

金魚やサメ?らしい生き物が泳いでいるのが見えました。

ポンプが作動していて、泡がぶくぶく……。

水が床を流れています。

ただならぬ秘密がいっぱいありそうな雰囲気に、興味津々の子どもたち。

 

「この金魚にはね、普通の魚にはあるはずのものがないんだよ。なんだと思う?」

実際に金魚を手のひらにやさしく乗せながら見せ、

語り掛けてくれるお兄さん、お姉さんたち。

お魚が見えにくそうになっている小さな子たちを見つけては、

「こっちにおいで。見えるよ。」

と、水槽を横から見る窓を教えてくれていたりもしました。

マダイの卵や、3日ほど前に生まれたばかりの赤ちゃんも

見せてくださいました。

顕微鏡を使っての観察もありました。

 

水産高には、専攻科というところがありました。

高等学校を卒業して、さらに研究をしているのです。

その先輩方も力を貸してくださり、マダイの親魚の観察と

エサやりを体験しました。

50分にわたる貴重な見学・体験の時間に、

子どもたちは本当に大喜びでした。

 

会場を最初の部屋に戻し、子ども観光大使検定(お魚検定)の開始です。

こちらの問題も全て水産高のお兄さん、お姉さんたちが作ってくださいました。

 

今回出題されたのは、次のような問題。

1 産卵期に黒っぽくなるほうのマダイは、オスですか? メスですか?

2 マダイの卵の大きさは、どれくらいですか?

3 マダイの卵の色は、何色ですか?

4 キンギョやマダイに与えているプランクトンの名前を答えなさい。

など10問。

 

難易度の高い問題に悪戦苦闘するうわじま子ども観光大使の子どもたち。

でも大丈夫です。

お兄さん、お姉さんたちがサポートしてくれますから。

そっと近寄って、分かりにくいところを

一つ一つ丁寧に解説してくださるお兄さん、お姉さん。

結果は見事、全員合格!!となりました。

 

それにしても、宇和島水産高等学校は素敵な学校です。

高い専門性を楽しく学ぶことができる魅力ある高等学校だなと

強く感じました。

 

今日の講座には、これまでにない楽しさがいっぱいつまっていました。

6月には、じゃこ天作りで再度お世話になります。

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コメント: 2
  • #1

    hiro (土曜日, 27 5月 2017 18:11)

    水産高校でこのような学びの交流が行われたのですね。
    すてきだな、静岡の子ども観光大使でもこんな交流の機会を生み出したいなと思いました。
    「この金魚にはね、普通の魚にはあるはずのものがないんだよ。なんだと思う?」
    私も知りたくなりました!

  • #2

    信藤明秀 (土曜日, 27 5月 2017 18:20)

    hiroさん。コメントありがとうございます。静岡の子ども観光大使の活動、すごく多岐にわたっていると聞きました。いつか交流したいです!